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ネフェルタリ ラムセス2世という大物の妻なのに謎の死因を迎えるとは!


ネフェルタリ。ラムセス2世の妻です。最初の妻として迎えましたが、早くに亡くなってしまうのです。

ラムセス2世からこの上ない寵愛を受けたとされるネフェルタリ。大変な美人とも言われています。そんな人生を追っていきます。

1.生涯

ネフェルタリは、ラムセス2世の妻です。ネフェルティティとも呼ばれています。ラムセス2世が15歳の頃に結婚しました。ネフェルタリは幼いながら大変に愛されていました。ラムセス2世が長寿だったのに対して、ネフェルタリは短命だとされています。

結婚するときは、当時流行っていた政治的な結婚ではなく、愛情によって結婚したとされます。驚くことにネフェルタリはラムセス2世と同等の権力を握っていたそうです。


ラムセス2世の記事はこちら
deutschlandworld.hatenablog.com

墓の壁画にはラムセス2世と同じくらいの大きさでネフェルタリが描かれています。ネフェルタリが夫のラムセス2世にとっていかに大事な存在だったか伺えます。ネフェルタリのために豪勢な墓を用意したそうです。

戦争の際もラムセス2世に付き添っていたとか。いつも支えていたことがわかります。2人は愛し合っていて、死後も壁画には2人が寄り添う絵が描かれています。

ネフェルタリが結局、何歳ごろに死んだのかは不明でした。

2.突然迎えた不明な死因

ネフェルタリは、早くに亡くなったとされていますが、その死因はというと、これがはっきりしないままなのです。

墓の調査が進みましたが、かなり昔といい、荒らされたというのもあり、特定できなかったそうです。

ミイラもひざの部分しか残っていなかったので少ないのです。推定年齢は40歳くらいとされています。早いといっても、当時としては平均寿命ではないかと。

3.まとめ

ネフェルタリは相当美人だったのでしょうかね。最大の勢力を誇ったラムセス2世の的を得るとはなかなかできることではないでしょう。ネフェルタリも戦争の時も寄り添っていたとは勇気があったのだろうと思います。

アブ・シンベル神殿にネフェルタリの壁画があります。けっこう大きいそうですから、エジプトに行った時にのぞいてみたいと思います。ラムセス2世といつまでも見つめ合っているかもしれません。