ロールパン。テーブルロールともいいます。美味しいですよね。パンが好きな人にとっては馴染み深い食べ物なのではないでしょうか。少しふっくらしていて、お腹が空いてない時でもパクッといただけるパンです。
嫌味がなく、自然とお腹に収まります。そんな不思議なロールパンについて、ちょっと調べてみようと思います。
1.由来
ロールパンは、アメリカで生まれました。歴史あるホテルで初めて作られたそうです。このホテルで働いていたドイツのパン職人が「パーカーハウスロール」とつけました。このパンが、ホテルのディナーブレッドとして高く評価されて日本にも渡ってきました。ここから現在の「テーブルロール」へと進化していったそうです。
テーブルロールとは、食事用小型パンの総称で、バターが生地に練り込まれていることから「バターロール」ともいわれることもあります。ヨーロッパにもありますが、ハード系で砂糖が少なく、さっぱりとしているのです。
また、テーブルロールはバターロールとミルクロールに分けられることがありますが、バターロールはバターが多く使われているテーブルロールで、ミルクロールは牛乳が多く使われているテーブルロールです。
アメリカでは半ポンド以下の重さのパンをロールといい、それ以上の重さのパンをブレッドと呼ぶことにより、重さで区別して呼んでいたそうです。
2.世界のロールパン
中国では、花巻(ホンジュアン)といいます。小麦を使った蒸しパンのようなものです。渦巻のような形をしています。
デンマークでは、ギフラといいます。あっさりとした塩味です。サンドイッチで朝食に食べます。
ドイツでは、ザルツシュタンゲンといいます。塩味でお酒のおつまみとしても重宝視されています。
メキシコでは、ボリーヨといいます。パンの表面がパリパリとしています。パンフラワーの材料にも使われています。